お知らせするのが、遅れていまっていたのですが･･･

実はLife&Styleさんから依頼のお仕事で、私が設計・管理していた住宅が「暮らしと住まいの本」に掲載されていました。アトリエCHINITAにての掲載では無いのですが、ちょっと嬉しくなりお知らせしたいと思います。

それぞれ個性的な住宅ですが、何よりクライアントのご理解の上楽しく完成した事に感謝しています。また、設計・監理を御依頼くださったLife&Styleさん、工事を請け負っていただいた尚建ホームさんに改めて感謝申し上げます。

最新号はまだ、本屋さんに置いてあります。是非、ご覧になって頂けると幸いです。

こちらは、最新号です。（2015 Autumn no.６）
２世帯住宅で、木造と鉄骨のハイブリッド工法により造ってあります。

東区の商業地域に建っています。周囲は大きな建物に囲まれていてプライバシーの確保が難しい現場。いかに家族のプライバシーを守りつつ、開放的にするか？また、居室の明るさを如何に確保するかが一番の焦点でした。

建物の外周部を壁で囲んで（１・２階共）庭スペースも壁の内側に取りました。お陰で上部吹き抜けからの空が切取られ近隣の建物も気にならない自分たちだけの空を獲得しました。

２階LDKは、大開口のサッシュを使用して明るく開放的な空間を得ることが出来、プライバシーも守れました。キッチンは全て造作オリジナル、クライアントの要望に添う形で使い勝手とデザインを両立しました。

和室は、少し薄暗く茶室としても使えるようにデザイン。堀炬燵によりゲストにくつろいで頂くよう計画。エントランス横の中庭を愛でながらお茶するのは格別でしょう？

子供室は、決して広くはありませんが、ロフトスペースを併設し必要かつ十分な空間をセットしました。

それぞれの室を各々の雰囲気が楽しめ、ドラマティックに毎日を楽しめる住まいとなったと思います。

さて、こちらは少し以前の物です。（2015 Spring no.4）１階鉄骨造２・３階木造の混構造３階建て店舗付き住宅です。

直角三角形、２１坪の敷地に２９坪の建物が敷地一杯に建っています。こちらも東区の商業地域で表通りに面しており人や車の通りが多いところです。何より敷地形状、広さが異形で小さい事に加え店舗と住宅を如何に住み分けるか、また、近隣に溶け込みつつ個性を出すかがポイントでした（笑）

店舗のお客様用駐車場を一台確保して（更に敷地が小さくなった処に計画･･･）店舗部分を必要最低限とし狭さを解消するために天井高さを高く、また大開口サッシュを用いいて視線を外部へつなげる事にしました。

更に、職住分離を成したかったので、店舗とは別玄関（店舗と住宅の扉を向かい合わせに！）としました。１階部分は店舗用スペースでほぼ一杯なので住宅部分は玄関と階段のみとしました。

２階は家族の共用スペース。LDKと洗面、浴室、トイレです。無駄なスペースを取らぬようLDKから水回りへアクセスするように計画。お陰で結構な広さのLDKを確保できました！

この住宅の水回りはキッチンも浴室も洗面も全て造作としました。（ユニットや既製のキッチンでは納まりが悪かった事とクライアントの要望で決定しました。（中々雰囲気の良い水回りに仕上がりました）

３階はプライベートスペース。３人の子供室と夫婦寝室ですが、男の子は一人でしたので個室に、女の子たちは二人部屋としました。夫婦寝室には唯一の専用バルコニーを設けています。

全体的に店舗内装と同じようにざっくりとしたナチュラルで個性的な空間に仕上がりました。