前回の投稿から時間が経ってしましました･･･💦台風１５号災害の影響がまだまだ続くこの頃ですが、もう台風２０号が過ぎ去りそうですね。そろそろ我が家のメンテナンス報告を！と思い筆をとりました（笑）

前回の投稿からしばらくは、施工工務店さんが台風対応にて猛烈に忙しくなり、工事が小休止に。（私が急がない旨を伝え、お困りの方を優先して頂きました）そうこうしていると今度は天候が優れず、塗装作業ができません。

外壁の塗装工事は最低２日以上雨が降らない事が必要で（外壁面積が多い為）、塗装業者さんも何度も連絡を頂いたりして天候が良くなるのを待っていました･･･。

９月に入り、天気が良さそうになり先ずは下地づくり。大きく開いたクラック部分は事前に弾性系のコーキングを充填して貰っていたので、サーフェイサー（下地塗料）を塗装！

全体的に白っぽくなってますが、２階建て部分が下地塗装終了した部分です。（なんか違和感がありますね･･･）車の板金屋さんなどでも見られる事があると思いますがこの下地づくりがとても重要です！

塗装前の色とは別の色であったり、明るい色を塗装するだけでなく今回のように明らかに濃い色を塗装する場合にも必要なのです。下地の洗い部分や色ムラをなくしたり、もちろん上塗りの発色を良くする効果があります。何より上塗り塗料の定着が良くなります。女性の方のお化粧と同じですね（笑）

下地完了後、またまた雨･･･（やはり時期が悪かったかな、秋口は雨が多いからですね）

待つ事数日、やっと天気が回復しそう！それもピンポイントで２日間位。これは今しかない！って感じに塗装業者さんから連絡が入ります（笑）実際有難いですね。常に気に掛けて頂いている感じです(^-^)

やっと塗装工事再開！！新築当時とは若干違う色を選択。新築時はモノトーンの濃いグレー色を選定していたのですが、同じ明度くらいのグリーングレー色としました。

実は、事務所のイメージカラーのブルーと新築当時の色も検討していたのですが以前塗装したブルー（大分明るめの藍色）の色褪せが早かったのを思い出したのと、今回は妻の意見を取り入れてグリーングレー色に決定！

また、塗装の種類も変えています。新築当時は弾性リシンという塗料を艶なしにて塗装していたのですが、今回は少し光沢を出して５分艶（ゴブヅヤという）でお願いしました。

艶なしはマットな感じですごく好きなのですが、小さなチリや汚れが付着しやすいんです。特に我が家は県道沿いの立地ですので、排気ガス中の細かなススが外壁に着きやすい状況にあったのです。

５分艶（全艶と艶なしの半分の光沢）にする事により、若干でも雨等により汚れを流してくれる事をチョットだけ期待しています（笑）最近は光触媒の塗装など高性能な自浄作用の期待できる塗装も有るのですが今回はパスします。

やっと塗装完了し足場を解体しました！塗装の仕上りには満足しています。（先の理由で５分艶にした違和感を除けば･･･）化粧直しした我が家、やはり格好いい！と惚れ直したところです。

日頃新築の仕事が多いのですが、こうして自邸をメンテする事によりクライアントの方の気持ちが分かるといいと思います。実際、天候により工事が滞っている時には、工事が終わらないまま雨が続き大丈夫なのか家族は心配だったようです。（私は内容が分かっているので、全然気にしていませんでしたが･･･）大変勉強になりました！

最後に、建物には必ずメンテナンスの時期が決まっています（おおよそですけど）建築物は家電製品のように簡単に買い直したり、建て替えたりできません。また、メンテナンスフリーでもないのです。（改めて実感）車はタイヤやオイルを交換したり、２年に一度車検がありますよね。

定期的にメンテナンスを行うからこそ、長く使用する事ができるのです。建築物は車とは違い、殆どが手仕事の産物です。（工場で組み立てられた寸分変わらない製品とは違います。）手仕事だからこそ、メンテナンスが重要になり放置した場合の痛手は大きいと思います。

その昔、日本では年に数回衣替えのように建築物の清掃やメンテナンスを行ってきました。（季節の節目に）だからこそ、世界に類のない木造建築の宝庫となっていると思います。（もちろん伝統技術も世界最高峰のものを持っています。）

昔の建築物と今の建築物とでは別物のように進化を遂げていますが、メンテナンスがいらない建物では無いという事です。

今回、自邸をメンテナンスする事により改めて建物に対する姿勢を思い起こさせられたところです。皆さんも私のようにメンテナンスを怠らないよう気を付けて頂けたら幸いです。

最後に、最近の台風や豪雨被害に遭われた方々へ、１日も早い復旧や通常の生活に戻れるよう心からお祈りいたします。